「しっかりと歯磨きをしても虫歯になるのはどうして?」
私も電動歯ブラシで1日3回、しっかり磨いています。
年に1度、歯科で汚れを落とすクリーニングと健診もしています。
にも関わらず先日の歯科検診で虫歯が見つかりました!
小学生のとき以来、20年ぶりです。
歯磨きをしっかりしていれば虫歯になることはないと思い込んでいたのでショックでした・・・
この虫歯治療をきっかけに普段の歯磨きや口内ケアについて見つめ直すことになり、何か参考になればと本記事を書きました。
歯ブラシで落とせる汚れは60%
歯の隙間の汚れである歯垢(しこう)やプラークと呼ばれる歯の表面に付着する細菌は歯ブラシだけでは落としきれません。
しっかり歯を磨いたとしても除去率は60%ほどです。
これでは、歯磨きをしっかりしていても虫歯になる可能性があります。
デンタルフロスや歯間ブラシを歯磨き+αで使うことで除去率を80%~90%に高めることができます。
ちなみに私は、歯医者に勧められ1日1回デンタルフロスを歯磨き後にするようになりました。
今まで、歯間ブラシやデンタルフロスは年配の男性が使うものというイメージがあり使用したことはありませんでした。←(偏見ですみません…)
初めてデンタルフロスをして驚きました!汚れ残ってる!!(予想以上に・・・)
とくに奥から2番目の歯の隙間の汚れがすごかった!
歯磨きだけでは汚れを除去しきれていなかったことを自覚しました。
歯ブラシは1ヶ月に一度の交換
「毛先が広がってきたら」
「ブラシが汚れてきた」
見た目にもわかるタイミングで交換する人もいますが、なかにはブラシの見た目が綺麗だとなかなか交換のタイミングわからない人もいますよね。
私もそうでした。歯ブラシの劣化が目に見えてわからないので、気づけば3ヶ月や半年使っていることがありました。
歯ブラシの目的は食べかすを落とすだけではなく、口の中を清潔に保つことにあります。
水で洗って乾かすだけの歯ブラシを長いあいだ使うのは、やはり不清潔ですよね。
見た目がOKでも歯ブラシは月に一度を目安に交換しましょう。
歯ブラシに菌が大量に付着している可能性があるので、それを毎回口の中に入れると思うと恐ろしい。
間食が多いダラダラ食事は虫歯になりやすい
誰しも口の中に数百種類の菌を持っています。
食事をすると食べ物に含まれる糖質によって、菌が酸を産生し歯の表面を溶かし始めます。
これを脱灰(だっかい)といいます。
そして唾液により溶けた表面を修復してくれることを再石灰化(さいせっかいか)といいます。
口の中では、この脱灰と再石灰化が繰り返しおこなわれています。
脱灰のみが進みすぎると虫歯になります。
再石灰化(修復)とのバランスを保つことが大切なのです。
しかし間食やダラダラ食べの習慣がある人は、脱灰を進めてしまうため虫歯になりやすい口内環境を自ら作り出してしまっています。
間食を減らすこと、食事後はしっかり歯磨きをすることで再石灰化(修復)のバランスを保つことができます。
夜の食事後の口内ケア
唾液には菌の増殖を抑えたり、歯の表面に付着した汚れや菌を洗い流す働きがあります。
しかし、就寝時には唾液の分泌量が減ってしまうため口の中の菌は増殖しやすいのです。
そのため、寝るときに口の中に食べかすや磨きのこしがあるとより一層菌を増やしてしまうことになります。
虫歯にもっともなりやすいのは眠っているときなのです。
寝る前の歯磨きは朝や昼よりも丁寧に行うことが大切です。
まとめ
食事の際によく噛むことは虫歯予防の第一歩です。
よく噛むことで唾液の分泌を促し、唾液により再石灰化(修復)作用が高まるからです。
歯の健康を保てるように、いつまでも自分の歯で美味しく食べれるように毎日の口内ケアは大切です。
どんなに頑張っても歯の汚れを100%落としきるのは難しいので定期的に専門的な検診やクリーニングも併せて歯の健康を維持する必要があります。